私が介護事業とフィットネス事業にたどり着くには、介護サービスを通じてのさまざまな出会いが影響しています。
施設介護から自宅に帰れないお年寄りたちの悲しみや死、在宅サービスで出会った方々の人生観やその向き合い方…。介護事業を立ち上げたのは、「私たちがケアという形でお年寄りをサポートできれば、ずっと家で暮らせるよね。だったらやろう」。そんな気持ちからでした。
それから何年かが過ぎ、私の祖父が数カ月の闘病生活を経て他界した時のことです。九州から知らない土地に来て何十年と生きて、幸せだったのか?どうしてあげたら良かったのか。後悔もありました。
これから出会う方たちは、『幸せだった』と言える人生にしてあげたい。この時初めて、自分が会社を立ち上げた本当の思いに気づかされることなりました。そして、幸せであるためには、健康でなければと思うようにもなりました。
さて、最近、ニュースなどでも話題になっていますが、高齢者人口の増加に伴い介護給付費の増加は著しく、国は財政確保のために事業者に支払う介護報酬を減らす方針を示しています。一方、生活に運動や健康的な食生活を取り入れたり、健康的に暮らすためのサービスを導入したりする=健康需要は拡大傾向が見られています。
フィットネス事業を通じて心身共に健康な状態を伸ばすことは、シニア世代、シルバー世代の幸せにつながります。そして、介護になっても自分らしく生きられるようサポートしていくことは、これからも必須であることに変わりはありません。
皆さんが『幸せだった』と思えるように。
株式会社プラスケアは、愛知県で一番のウェルネスカンパニーをめざして歩んでいます。
代表取締役 野々山拓也